ネイルのトラブルと対処法
ネイルをきれいに保つのはなかなか大変なことです。ネイルの状態は体全体の健康状態を示すものでもあるので、さまざまな要因によって簡単に影響を受けてしまうからです。ネイルの表面のキメや色、厚さ、形などに変化があったときは、その症状から原因を推測し、適切に対処してゆきましょう。
まずもっとも多いネイルに関するトラブルとは「爪が割れる」ということです。爪が割れる症状のことを正しくは「爪甲縦裂症(オニコレクシス)といいます。症状としては爪が縦方向に割れ、中央部に裂け目が生じるというものです。指をけがしたり化学溶剤や水などに手を長くつけすぎたり、乾燥しやすいポリッシュリムーバーを使いすぎたりすることで爪が痛んで発症します。刺激が指先にかかることを避け、トリートメント剤などでいたわるようにすることで徐々に改善していきます。
つぎに「ささくれが起きる」ことも非常によくあります。ささくれとは爪のキューティクルなど爪まわりの皮膚に細かい裂け目ができることで起こる現象です。爪を噛むことによって引き起こされる場合が大変多く、皮膚の乾燥やケガによっても起こります。放っておくことで皮膚が裂けてしまい、痛みが強くなるばかりか細菌が侵入しやすくなります。
爪の状態を見ると老化の具合がわかるといいますが、実際加齢とともに爪に縦筋が入るようになってきます。これは爪に脂質や水分が不足してくることで起こります。栄養クリームなどで適宜補うようにしましょう。